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リルケの詩

私の好きなポエムの1つです。

ロルフィングの創始者、アイダ・ロルフ博士にもこれとよく似た印象の名言(※)がありますが、Structural Integrationや重力の専門家でなくたって、こんなに身近にも、重力との共存に気がついて、それを詩に込めた人がいたことを知って、感銘深く思った詩です。


気づいている人は、初めから知っているのですね。



2005年7月、
私自身のボールダーでの卒業式で、この詩をクラスメイトの前で朗読しました。
当時の英語力では、これをそれなりの日本語にまとめる能力が足りず、
多少あいまいな理解のままで、この詩を理解していました。

そして今回、2009年11月、
私が携わらせていただいた日本開催トレーニングでの卒業式でロルファーの仲間達となる方々の前でも朗読させていただきました。
それまで英語のまま読んでいた詩したが、この日のために、つたない英語力ながら日本語訳を付けました。

日本語に翻訳しているうちに、さらにこの詩の奥深さと、
2005年の当時よりもはるかに、この詩に共感と理解が深まっている自分自身を感じました。ロルファーになりたての頃よりもずっと、ロルフィングが私自身にとっての生活の一部になってきていることの実感でもありました。

以下は、原文と、私の(つたない)翻訳です (^^;)



How surely gravity’s law

strong as an ocean current

takes hold of even the smallest thing

and pulls it toward the heart of the world.

Each thing―

each stone, blossom, child―

is held in place


Only we, in our arrogance
push out beyond what we each belong to

for some empty freedom

If we surrender
to earth’s intelligence

we could rise up rooted, like trees.

Instead
we entangle ourselves

in knots of our own making

and struggle, lonely and confused.


 So, like children, we begin again

to learn from the things

because they are in God’s heart
They never left Him

This is what the things can teach us
to fall
Patiently to trust our heaviness

Even a bird has to do that
before he can fly

Rainer Maria Rilke(リルケ:オーストリアの詩人)
詩集 “Love Poem to God” より


---------∞☆∞-----------


重力の法則はかくも確かなもので
海の潮流のごとく強く、
ごく小さなものでさえ捉えて離さない
地球の心臓へと引き寄せられるがままに

すべてのもの
石、花、子供までもが
或るべき位置に存在する

私達だけが、その傲慢さの中で

自分の本来の居場所から
どこか空虚な自由へと押し出そうとしている

もしも私達が、この聡明な大地に
ただぶら下がることさえできるならば、
まるで木々のように、
大地に根付いて立ってられるだろう

自分で作り出した困難のせいで
身動きできなくなることもなく
もがいて、孤独で、混乱することもなく

そう、子供達のように
私達は再び学び始めるだろう

なぜなら、それは神の心臓の中に存在するもので
神は決して置き去りにはしないからだ

これが私達に教えてくれるもの

明け放つということを
私達は、ただその重さを信じ、身を任せるのみ

鳥でさえも
飛び立つ前にそうしているのだから


日本語訳 by Takayo Miyamoto



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