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ロルフィング体験談(12)…トランポリン選手、マスターズ大会で優勝!

トランポリン競技選手とのロルフィング10シリーズが終わりました。

選手生命をより長く快適に続けるために…と、身体の立て直しの手段として、ロルフィングを受ける決意をされた遠山さんの動画をご紹介します。

ロルフィングでは、単に筋膜を代表とする身体的緊張をロルファーの手技によってゆるめるだけではなく、身体の内側から沸き起こる動きの衝動をどのように外側に表現するのか、クライアント本人がいざ動き出したとき、自分を取り囲む環境にどう接することを選んでいるのか、という事にも着目します。(注:ロルファーによって強調の度合いは違いますが、多くのロルファーはそういうことにも配慮しています)。


【ロルフィング10シリーズを受ける前と後の変化】



遠山さんのケースでは、肉体的緊張をリリースするのと平行して、空間への知覚を広げることが変化の鍵となりました。

構造的にしがらみのない身体をもっていても、空間(自分の内側にも外側にも)との調和がなければ、身体は全体として機能しないのです。

途中、クレニオセイクラルとの併用で受けられたのですが、第1セッションを受け始めた直後から、みるみるうちにジャンプのフォームが洗練されていき、10シリーズを終えたあとのマスターズ大会ではなんと堂々の1位!優勝を獲得されました。


マスターズ大会で優勝〜
(40歳オーバー女子 遠山光さん)
http://ajtc.blog.eonet.jp/blog/2013/12/2013-bff1.html
※所属チームのブログにジャンプします。


初回からパフォーマンス中の動画を提供してくださったので、セッション中の「歩く」動作の評価に加えて、競技の現場で陥りやすい動きの癖やパターンも確認することができ、弱点に焦点を絞りやすかったです。私自身はトランポリンの専門家ではありませんが、どの身体にとっても最大限のパフォーマンスを引き出すために必要な「動きの質」は万国共通なので、その視点からセッションを進行させていただきました。

遠山さんにはロルフィングとクレニオの体験談も書いていただきました。
常に空間の中での動きを探求されているアスリートならではの詳細な観察がすごいですよ。


遠山さんのロルフィング体験談
http://easeofbeing.jp/voice.html


以下の画像は、before1とafter1の比較シーンにわかりやすい解説を加えたものです。

trampolin.jpg

本当は、after10の最も洗練されたシーンでbefore/afterの比較動画を作りたかったのですが、より複雑で素早い動きが増えていたので編集を断念しました(^_^;)






大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


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| ロルフィング | 01:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ロルフィング動画モデル募集(格安で受けれます)

ロルフィングの動画撮影のモデルを募集します。
現在、募集は締め切りました。

ロルフィング10シリーズを受けた前後の歩行を比較した動画です。

モデルになっていただける方には、格安でロルフィングを受けていただけます。興味がある方はお問い合わせ下さい。

<募集するモデルの詳細とご承諾事項>

動画撮影を前提にロルフィング10シリーズを受けていただける方
ロルフィングを初めて受ける方
約1週間に1回ペースで通える方
全身の静止画(前後左右)と歩行動画がインターネットで公開されることを承諾できる方(顔には修正を加えず公開されます。後々に残るのでためらわずにご協力いただける方)
撮影された静止画と動画の所有権はロルファー宮本にあります。(ロルフィングの紹介のためだけに使用し、他の目的には決して使用しません)
身体の動きやラインが目視しやすい姿(女性は上下セパレート、男性はボクサーブリーフ)が可能な方。※露出に抵抗がある場合は、上半身は身体の輪郭がわかりやすいタンクトップの着用までOKです。
機器の扱いが不慣れなことにより動画撮影に時間がかかる場合があります。
撮影しても公開しない場合もあります。
特別プログラムのロルフィングにも適用OKです

※ロルフィングを受けるにあたっての留意事項はこちら
 http://easeofbeing.jp/rates.html#notes

<セッション代金>

 ロルフィング10シリーズ(通常 12,000円 x 10回)が
  ↓
 9,000円 x 10回 になります。

<募集締切>

 2014年3月中旬
 ※募集は締め切りました。




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<補足:動画モデル募集の経緯>

  ↓ ↓ ↓

従来より、私のホームページでは、クライアント様にご協力のもと、ロルフィング前後の姿勢の比較写真(before1/after10)を公開させていただいておりますが、どのロルファーも、静止した状態での「良い姿勢」「左右均等」よりも、動きを通じて「身体全体がまとまりを持って機能している状態」が見られることを目標にロルフィングをしています。

ロルフィングでは、一瞬だけを捉えた静止画よりも、動きの中でバランスが取れていることを重要視しています。
単なる審美的な「姿勢矯正」ではありません。

ロルファーは、動きの中でも、特に「歩く」という動作を観察の基準におき、全身が調和して動けることを見ています。

なぜ歩きを重要視するのかと言えば、人間の骨格(構造)が歩くために今のような形に進化してきたからです。

歩行動作は、全身のパーツがくまなく連携して起こる、とても洗練された有機的な活動です。

(注)ロルフィングで言う、「洗練された歩き」は、審美面で美しい歩きではなく、本人の構造(体つき)に見合った、快適な歩き方をさしています。


にもかかわらず、私達は「歩く」という動作を、子供の頃から自分に合った正しい方法を誰にも教わらず、何気なくやってきていて、それでもそれなりの形態で歩けてはいるのですが、どこか間違っている(勘違いしている)せいで、大人になるにつれて(人によっては怪我や病気がきっかけで)、偏った使い方が定着し、身体に不具合や特定の部位の消耗を引き起こしています。


なので「歩く」動作が楽にうまく出来ない身体は、他のどの動作をしてもうまく行かないし、歩く動作すら快適にできずして、特定のスポーツやアクティビティをしても、頑張っている割に身体を痛めたり疲れやすいという事になるのです。

静止状態(立ち姿や座り姿)で、姿勢の左右差がなくカッコいい見た目をしていても、いざ動き出したら、途端にその調和が崩れるのでは「まとまった体」とは言えませんし、見た目に美しくないですよね(^^)

もちろん静止画像でも、体の歪みや緊張がなくなり、滑らかなボディラインが確認できるのですが、そのような姿勢が身体の土台として得られた時、動きの質はどのように洗練されているのか?これは動いている最中の体をみることでしか確認できません。

ロルフィングによる姿勢の変化を静止画で見ていただくのも良いのですが、さらにロルフィングが目指している「有機的な身体」を、よりビジュアルでわかりやすい動画の形で情報提供させていただければと思い、動画を作成しようと思い立ちました(^-^)

私自身、動画の撮影や編集は全くの素人ですので、ハイセンスな作品にはならないと思いますが、ロルフィングを検討中の方、ロルフィングに興味がある方に向けて、より多くの実例を知っていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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自分の身体を動かす技術

元陸上選手の武井壮さんが、テレビ番組で、スポーツが上手になるコツについて語っておられました。

ロルフィングで「重力と調和した身体」に近づくために重要視しているコンセプトに共通しているものがあり、わかりやすく伝えてくださっているのでシェアします。



要約はこんな感じ。

それぞれのスポーツの練習をたくさんやる前に必ずしておくべきことがある。

何をするにあたっても「自分の身体を動かす技術(※)」をあげておかないといけない。

頭で思っていることと、実際やっていることがズレてるとなかなかうまくいかない。



※ 武井さんは「自分の身体を動かす」という表現をされていますが、具体的には何かのエクササイズをする時のように特定の動きを「意図して動かす」という意味ではありません。細かな補足をさせていただくとすれば、自分の身体のパーツのどこにも引っかかりがない位置関係やそれに見合った筋肉量が保てる状態で「動くさまを知覚しながら動く」という方が合っているように思います。(少し回りくどい表現になりましたが)


結局、自分の身体の姿形や、それに見合った動き方を正しく認識できていないから、スムーズな動きができず、いつも同じ箇所を疲れさせる原因にもなっているので、無駄や無理のない動きをしたければ、動きはじめる直前の、身体の位置や体勢、意識の方向性が何のしがらみもないニュートラルな場所にいる必要もあるのです(「身体のホームポジション」と表現できますね)

ロルフィングでは、この辺りの感覚を邪魔している身体的緊張や制限をロルファーの手技で取り除くのと同時に、頭(知的脳)の司令塔でやっている動きの認識と、実際の肉体が最も楽に動ける場所の身体感覚のズレを摺り合わせる作業をします。

もっと極端な言い方をするなら、知的脳から命令を出して身体を動かす、という意図的な行為は、身体のラクな動きにとては時として邪魔になるので、むしろ頭脳戦で動く意図を一切やめた状態で「動きを感じる」ことから学ぶ必要がある人もいるでしょう。

これまで、そんな風に身体を意識したことがない人には、ちょっとしたチャレンジングな訓練のようでもありますが、今までやったことのないやり方で身体を感じたり、動かしたりしてみると、自分の身体への印象も変わるし、動きのバリエーションも増えるので、いつも同じ凝り固まった動きを続ける必要がなくなります(^-^)

身体感覚を引き出す訓練は、賢く動くコツを知るだけ。

スパルタ根性でがむしゃらに身体を酷使するだけの(苦行めいた)肉体的訓練よりも、効率よく、近道でよい成果を出すことができます。

何よりも、自分の身体に新しい発見をするのって前向きなことだから、難しそうなことでも楽しく取り組めてしまうのが、身体感覚トレーニングの良さではないかと思います。

「トレーニング」や「訓練」といっても、普段の日常生活が身体をつかっている活動そのものが訓練なので、いつでもどこでも自分の今いる場所で気軽にできますね。

じゃあ、具体的にどうするのか?

ひとりひとり身体つきが違えば、自分の身体にぴったりの「動かす技術」も他人とは違います。

身体や動きに関する情報は、書籍やインターネットなどからでも入手できますが、自分の身体にあったやり方であるかどうかは、より身体のことに詳しい専門家やお近くのロルファーに見てもらうと無駄足にならなくていいかと思います。






| 「身」からだ | 05:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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