「天籟(てんらい)」の九島正廣さんが4月に急逝されていたとの知らせを聞きました。
既にご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、私は昨夜知りました。
クレニオ「天籟(てんらい)」さんのホームページ
http://www12.plala.or.jp/ten_lie/cranio/homu.html九島さんとは、十数年程前にジム・アッシャー師のクレニオ講座を受けた時に九島さんも参加されておられた際、1度だけ食事の席をご一緒させていただいただけの面識です。名前も覚えていただいてるかも不明ですが、いづれお会いできる機会があれば…と思っていたお方なので、残念な気持ちで昨夜はしんみり過ごしました。
九島さんは私がクレニオを学び始めるずっと昔から(20年以上前?)ジム師のもとでクレニオを勉強され、のちには、私の師でもあるトム・シェイバー.D.Oのバイオダイナミクスも幅広く学ばれていたそうです。
クレニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)なる名称なんて、余程のマニアじゃない限り、知る人は少なかった初期の時代から、ジム師に他者に教える資格を認められ、クレニオというワークの存在を一般の人達に地道に広めておられました。いわば、日本におけるクレニオセイクラル分野の(広く広まる前の)草分け的存在として貢献された方の1人です。
今でこそ、クレニオは程々に名前も知られるようになったし、海外の専門教育機関を履修して帰ってくる人も増えてるし、クレニオ講座と言えば、数あるボディワークのある1つの資格取得的な感じで提供もされるようにはなってきてますが、資格云々に関係なく、草の根レベルで、本当に学びたい人や不調で苦しんでいる家族をサポートしたい人、勿論職業としてのスキルを磨きたい人まで、色んな人に惜しみなく、クレニオを学ぶ場を提供するために活動されていた、のは九島さんが先駆けだったかと思います。
クレニオの初心者向けコースで「レベル1」と言っても、タイドを手で感じることができない人向けに「レベル0」の講座を設けて、資料にも改良が加わっていったり…と、基礎の中にも大切なことを外さず丁寧に伝えておられて、そのような伝える姿勢には色々気づかされたのを覚えています。
心より哀悼の意を表します。
ありがとうございました。