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2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

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ロルフィングを伝えること

ヨーロッパのロルファー仲間がロルフィングの紹介動画を作成してくれた経緯について、なんかこそばいような、くすぐったいような事が書かれてあります。

How do you explain Rolfing?
※リンク先は英語です。


「ロルフィングがどういうものなん?って、結局受けてみな分らんのよね。そしたら我々としては、ロルフィングがどういうものなのかという理論的な説明よりも、もう体験した人の声を沢山伝えていくしかないんやね」

…てな内容が書いてます。

ちなみに、ここで話題になっているロルフィング紹介動画は10カ国語に翻訳され紹介されています。
2013年2月現在で。原版はフランス語です。字幕付きは、イタリア語、チェコ語、スペイン語、ドイツ語、スロバキア語、アラビア語、ロシア語、トルコ語…そして日本語。世界各国の有志のロルファーが協力しあってここまでの完成度になりました。

日本語版はこちら。
French Rolfing


ロルフィングに生きるロルファー自身でさえ、ロルフィングのことをを知らない人に説明する時にはいつも注意を払い、伝える方法については毎回懲りずに試行錯誤しています。

少しでも伝わりやすい伝え方を研究はしているんだけど、なかなかですね〜(^_^)

ロルフィングで探求しているものを言葉で表すと、
「重力と調和のとれた身体」
「からだの再教育」


言語化できる範囲では全ては伝えきれないし、結局のところ、ロルフィングは実際にそれを体験した人にしか分らない奥深さがあるし、また実際に受けたところで、その体験から発せられる感想は、十人十色(No, at least 百人百様)だからです。

So many people, so many experience; what the ROLFING gives to us.

でも、何か、ロルフィングを体験した人に共通する、身体から発するそれなりの雰囲気というか、醸し出す匂い?…というのは確かにあって、それは、世界共通言語のようでもあります。ロルファー目線から街を歩く人をみれば、おおよそ「この人はロルフィング受けた身体かどうか」の検討はつくくらい(^-^)

ロルフィングを体験した後、完璧に痛みがない身体まで到達していなくても、部位によって左右非対称な箇所があったとしても、その人の周囲にある景色も含めて、その人の身体全体で観察したときには、どこかで重力の中に溶け込んで動けているようすが目に見えて感じられるのです。

「ロルフィングは、こんな症状に効果抜群!」
って簡潔明快、大量生産商品のようにスパッ!と言い切れたら、どれだけ楽かと思うけど、そういうもんではないのですよね〜(笑)実際に、生きて動く身体がそういうシンプルな組成で出来ていないのと同じです。

ロルフィングに関心がある人は、どうぞまずは受けてみてください☆と思います(^0^)




大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。



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| ロルフィング | 00:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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骨盤底

骨盤底筋膜群のわかりやすい動画を見つけましたのでご紹介します。
ロルフィング10シリーズを受けている方は、第4セッションの前にイメージを沸かせるための資料としてもお役立てください。

骨盤底は、筋肉で捉えるのはNG、筋膜で捉えましょう!
(筋膜で…といっても、動きの中では膜として感じるよりも「風通しの良いハンモック。しかも既に誰かがそこに寝そべっている状態」のようなイメージです)


Pelvic Floor Part 2
- Perineal Membrane and Deep Perineal Pouch


日常生活やフィットネスとしてのエクササイズ活動の中でこれらを「筋肉(まさに動画の見た目通り赤い部分に対して)」として捉えると、私達は、おそらく骨盤底を「コントロール」してしまうことでしょう。

しかしながら、そうすることは本来の骨盤の自然な動きを妨げています。特定の動作をする時に、意図を持って動作をしますが、「操作的」であるときは十分注意して自分の動きが自然な動きからはみ出た行動になってないかを観察するようにしましょう。
その感覚さえあれば、筋腹をムキムキにして肥大を目的にしたエクササイズをしている最中にも、元から備わっていた自然な動きを壊すことなく、柔軟性を保った中にも力強い動きが実現します。

骨盤底はもともとは強靭すぎる膜ではなく、しなやかに収縮自在であるのが理想です。「コントロール」が過ぎて、壊れたバネのようになってしまうと逆に「ゆるゆる」にもなってしまいますから、日頃から全体のバランスの中では「適度なハリの中で、滑らかに」動ける質を保ちたいものです。



大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。





| ロルフィング | 17:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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親子でロルフィング

今日は、素敵な瞬間に立ち会いさせていただきました。

12年前に先輩ロルファーの延子さんからロルフィング10シリーズを受けられた方の娘さんとのセッションでした。

お母さまは、延子さんとのセッションは毎回楽しくて、ワクワクしながら通っていたとおっしゃっておられて、その後、よその整体などに行っても「何か違う…」と身体で察知し、ロルフィングにしかない独特の感覚を身体が覚えているからつい比較してしまうようになった、とおっしゃっていました (^-^)。だから、年頃になった娘さんにもロルフィングを体験して欲しかったそうです。

娘さんも、単に「母親がすすめるから」ではなく、ちょうど自分の姿勢のバランスについて自覚的になりたいという気持ちを持ち始めたそうで、こういった状況は大歓迎~。おかげさまで良いスタートを切ることが出来たと思います。

12年越しで親子でロルフィングを経験するって、素敵だなぁ~。
そんな瞬間に居合わせさせていただき光栄です。

私自身がロルフィングを受けた時にはなかった環境だから羨ましくもあることですが、ロルフィングを受けている時って、周囲に「ロルフィングを知っている人」「ロルフィング体験を持つ人」が居るのは、体験をシェアしたり回顧したりできるから、ちょっとしたサポートにもなる。

延子さんの功績に恥じないよう、そして、娘さんにもワクワク体験を感じていただけるよう、よい仕事をしたいと思う。そして、私も、私からロルフィングを受けた人が、ロルフィングの良さを知って家族や周囲に広め、他のロルファーの元を訪ねてくれるようなセッションをしたいと思います。

| ロルフィング | 23:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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