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報告:ロルフムーブメントWS in IYC大阪

昨日は、ロルフムーブメントの出張ワークショップでした。

P1030831-642x481.jpg


どんな様子かは、IYC大阪(池田プライベートサロン)の岡本勝則(かっさん)先生が写真を載せてくださっています。

IYC大阪(池田プライベートサロン)のブログ
http://iyc-osaka.com/?p=1560


少人数でやるワークショップの良さ、ありますねぇ〜。
特に繊細な感覚を用いたエクササイズの場合は。

私はどちらかというと、いつもは誰かのアシスタントでいる立ち位置に慣れているし、自分がカメラマンになることの方が多いので、今回、被写体でいることが落ち着かず…。(この役割、ロルファーになる前の会社員の時でも、それよりもっと昔の幼い頃からでも、人生の中で一番馴染んだ立ち位置なので、どれだけ場数をこなしても慣れた気がしないのです・笑)


そんな私を穏やかに受け入れてくださる場所でただただ感謝です(^-^)


IYC大阪の池田プライベートサロンのスタジオは、部屋全体が自然素材で建築された空間で、五感やイメージを使ってのエクササイズには理想的な空間でした(柔らかい当たりの杉のフローリングや漆喰、ふんだんに差し込んでくる自然光…)。いい感じでした。

P10308681.jpg


ご参加の皆さまは、ロルフィングの「ロ」の字も知らない(インターネットなどで下調べもしていない)状態で参加された方ばかりだったので、頭で情報を仕入れるよりも前に(先入観がなく)身体感覚でロルフィングの要点を学んでいただけるって提供する側としては嬉しい限りです。


今回は、繊細な感覚(五感やイメージ、意識)を用いたエクササイズが中心だったので、丁寧にご紹介しようと思うと、2時間のクラスではせいぜい2〜3個のエクササイズで丁度よいくらいでした。


ある部位だけのワークでも全身に変化を感じやすいため、あまり沢山の情報提供は時に参加者の身体のバランスが崩れるといったことにもなりかねず、2時間が終わる頃には、ある程度身体がまとまってお帰りになられるよう出来るだけ配慮して内容構成を決めるよう心がけています。


これからも引き続き、企画をさせていただきたいと思います。


大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


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| セミナー&ワークショップ | 22:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リストラティブヨガWSを受けて

久しぶりにリストラティブ関連の記事を書きました。

アメブロにジャンプをお願いします。

http://ameblo.jp/easeofbeing/entry-11383090954.html

| リストラティブヨガ | 02:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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パフォーマーさんとのセッション

ヒップホップ系ダンサーさんとのロルフィングが始まっています。

『今まで受けてきた巷の整体やマッサージとは違う、まるでダンスのレッスンをしているようだ』

とのご感想。もともとの運動センスが普通の人よりも優れていることもあり、知覚やイメージ、体内外での空間認識のエッセンスを多めに盛り込んだセッションにしているので、慣れた動きも新鮮な感覚として受け止められているようです。

今までも、バレエや社交ダンス系の方々とのセッションは度々ご一緒させていただく事がありましたが、(フィットネス系でもない)ヒップホップ系の方を担当させていただくのは初めてです。

バレエダンサーのように幼少期からプロコーチによる(英才教育的な)レッスンを経験してないからこその、(動く事に対して)伸び伸びされている長所もあれば、逆に身体の解剖の基礎への理解(座学・体感とも)が少ないせいで、本来のポテンシャルが引き出しきれていないという短所があるような気がします。

身体の仕組みや解剖について理解がある、ということは、時に善し悪しがあります。頭で知っている(あるいは、身体で成功体験を得ている)人の場合、情報過多のせいで、新しい情報を受け入れる際にそれまでの先入観の方が強くて、セッションでやっていることを受け入れられない人に時々遭遇します。知識や経験が足かせになっているのですね。

だからと言って、知らなさすぎるのも困るのです。
要はバランスですね(^-^)

でも最終的には、その方の職業や属性が何であれ、まずは通常の日常生活で、ありきたりの動作が滑らか&快適に動ける状態があって、その上で人前での自由な表現があるのだと思います。日常の滑らかな表現がそのまま舞台の上でも制限を受けることなく表現できる、のが理想です。ひとまず10シリーズを通じて、よりよい方向性を見つけていただけたら…と思いながら、セッションさせていただいています。


ところで、ちょこっと話が変わりますが、

この手のダンサーさんや大衆演劇などで活躍される俳優さん達に多いのは、共通して「ロルフィングは値段が高くて…」というご意見(全員がそうではないと思いますが)。バレエや社交ダンス系の人達に比べると、どうしてもロルフィングは敷居が高いボディワークに思えるのですね。(かくいう私も、自分がロルフィングを受ける時の一番のネックは費用でした

若いうちは、体力に任せて身体を使い込んでもある程度まで持つけど、使い方がわかってないまま、エネルギーを弾けさせてばかりじゃ返って早くに消耗してしまいます。

若くして既に多くの故障を抱えているパフォーマーさん達を見かける度に、出来るようなら、比較的体力もあり、身体への故障歴が少なく、新しい情報を柔軟に受け止めやすい若者のうちに、ちゃんとしたボディワークを受けておいて欲しいなって思うのですが・・・悩ましいです・・・(おっと!高齢だと柔軟ではないという意味ではありません)。

だからと言って、ロルフィングを激安特価にする訳にはいかないのですよ、申し訳ありませんが(^^;)



大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


| ロルフィング | 22:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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交換セッション

今日は、ロルファー仲間と交換セッション。

2人ともロルファーだから、クライアントさんが訴えるような表面的で荒削りな制限は普段からセルフメンテで解決できている(つもり)。おかげで、最初から必要最小限の労力で核心に迫ることができて双方ともに快適。

お互いに対するフィードバックは

「コアの部分で開いたね」

という感想で一致。


別の言い方をすれば、

「(表層レベルで)ゴチャゴチャいじらなくても」

というニュアンスになるのかな???

長年の付き合いになるとお互いの身体の状態やパターンはもう大体わかっているし、手技のテイストも、一緒に学び&進化を進めていってる部分があるため、どこか似た匂いがあります。上記のような表現は、安心して受け手と与え手で居られる関係であるからこその表現なのかも知れません。

でも疲れは溜め込む前にマメにセッションで解消しておくのが理想だなー。

先週、首の寝違えみたいな現象に困って、ひたすらセルフ調整してたけど、もう少し早く受けてたらそういった事に費やす時間を節約できてた気がする。


いい具合に身体がホッコリしたので、今夜はなるべく思考を使わない過ごし方をしよう(^_^)

| 「身」からだ | 21:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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重力はあるがままに

私のロルフムーブメント資格のトレーニングの時の副担任だった、ロルファーの先生、アシュアンがFacebookにこんな言葉をシェアしてくれました。

(翻訳は意訳っぽくなってます。誤訳だったらすみません)


Dear Friends,
I want to share a few words of wisdom this evening,

Confucious wrote..
孔子の言葉、

"Gravity is the ROOT of all Grace"
『重力は全ての優美さの根幹である。』


Dr Ida P. Rolf, the Founder of Rolfing said that,
アイダロルフ博士、ロルフィング®の創始者の言葉、

"when our body gets organized, gravity move through us and the body heals itself!"
『私達の体が、全体として機能するとき、そこに重力が流れはじめ、身体は自らを癒すことになる』

Rumi advice us,
ルーミーの詩

"Keep walking,
though there's no where to get to.
Don't try to see through the distances,
that's not for Human Beings.
Move within,
but don't move the way FEAR makes you move."


『歩きつづけよ、行き着くところがなくなるまで。
 行く先の距離のことを気にするな、それは人間らしくない。
 恐れの気持ちによって動かされてはいけない。』


"let the beauty we love be what we do.
There are hundreds of ways to kneel and kiss the ground"


『私達が愛する美しさは、私達のありのままの行動で表現しなさい。
 ひざまずいて大地に口づけする方法は何百通りもあるのだから』





重力は、昔も今も変わらず、上から下に降って、私達の身体に「重み」の感覚を与えてくれています。

お昼間にバリバリ仕事をしているときも、電車の時刻に間に合うか心配しながら駅まで猛ダッシュしているときでも、友人と楽しく語り合っているときでも、

その「重み」の感覚があるおかげで、私達は物体として形状を成し、そこから特定の「動き」、あるいは、内側から自然に出てくる表現を実現することができています。

ロルフィングでは、

重力が身体の中を引っかかりがなく通りぬけれる場所の感覚
重みの感覚が身体のどの部分においても均等に分配(分散)されてる状態で動けること

を身体で実現させていこうとします。



「あるがまま」の重力の中に居て、それに逆らう動作や状態さえやめる事ができれば、大抵のことはうまいこと進むということなのでしょう。

多くの人は、「あるがまま」で居られないときに、その部分が見えてないフリをしたり、何か足りないものを補うつもりで(身体にとっては)余分な付け足しをして、自分の足かせを増やしてしまっています。

ロルフィングやクレニオを受けることって、まだ受けたことがない人なら「何か身体に良さそう」=「身体に何か新しい事を付けたししてパワーアップする」という感覚をお持ちの方も多いようです。(確かに、実体験ではそんな感覚を味わうときもありますが)


でも殆ど多くの方は、
まずは「今やっている無駄なこと」を一度はやめてみることから始めなくてはなりません。

「自分が良かれと思ってやっている(実は)要らん事」をやめて、重力の「あるがまま」を受け入れることで、今の自分の輪郭が浮き彫りになって、そこからようやく「身体にいいこと」の入れ知恵のインプットを吸収することができるようになってきます。

「要らん事」を手放すと聞けば、何か楽になりそうな印象もありますが、手放せた後は重力が容赦なく、自分の体重分の重みをかけてくるので、それを今まで味わったことがない人は「どんだけ自分の身体は重かったの?」と、特に第1セッションの後に驚かれる人も多いです。

それを知ってからようやく、本当の意味での「快適な身体の使い方」を学び始めることができます。

それまで、運動マニアみたいな人なら1からそのやり方を見直すことから始めないといけないし、「リラックス」や「脱力〜」という言葉に流されやすい人なら(特に運動不足の人に多い)、きちんと身体の構造や仕組みを理解した上で筋肉が実際に収縮する感覚にも慣れていく必要があるでしょう。痛みや不快感に対して鎮痛剤などを多用しすぎの人なら、その痛みを薬で紛らさなくても多少は平気でいられる許容範囲を広げる工夫のために知恵を絞ることを(身体から)要求されることもあるかも知れません。


自分の自重を思い知る体験がないままに、健康ネタやストレッチ体操、自己啓発系などのハウツーだけを仕入れてやってみたところで、(まぁ、それも悪くはないのですが)なんかちょっと勿体ないなぁ…というのがロルフィングみたいなボディワークをしている人間が思う感覚です(^^;)


身体の痛みや不調にしろ、
物事が何かうまくいかない時にしろ、
どこかで手放せない「要らん事」を1つ2つは皆さんしているみたいです。

そういう事に気づける感覚って、心がけや意識の問題だけではどうにもなりません。

最終的には身体でも察知できてナンボです。
心がけや意識で認識できる感覚と、実際の身体感覚の両方がマッチできて初めて、自分の現在の輪郭が見えてきます。


ロルフィングやクレニオのクライアントさん達が、セッションを重ねるにつれ、「あるがまま」の表現力を豊かされていく様子を拝見する度に、重力の威力って、すごいことなんだなぁ〜としみじみ感じています。






大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


| ロルフィング | 04:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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