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ロルフィングのドキュメンタリー映像

ロルフィングの実際を紹介した、とてもわかりやすいビデオをご紹介します。

素晴らしく情報がまとまっていて、ロルフィングに関心のある方に見ていただきたいです (^-^)

ロルフィングを紹介した動画資料は、最近でこそYoutubeなどで見られる件数が増えてきましたが、ロルフィングを検討中のクライアント候補にとって、こんな風に具体的にセッションの現場をイメージしやすい形で編集された作品はなかなか見られません。

制作に関わったロルファーやスタッフ陣の献身と熱意が伝わってきます。

言語はフランス語に英語の字幕付きですが、ロルフィングに関心をお持ちの方には、映像で見るだけでも十分な資源になることでしょう。

実際のロルフィングSIのセッションは、個々のロルファーによって様々なスタイルがあることをご承知いただいた上で、ぜひご覧くださいませ
(撮影時間は豪華26分のドキュメンタリー!お時間に余裕のあるときにどうぞ♪)


↓↓↓クリックすると別ウィンドウで表示します。↓↓↓

Rolfing, a French documentary: 26 minutes,
subtitled in English (translation in progress)

French Rolfing


このような作品をまとめあげたフランスのロルファー仲間と彼らを囲む協力者たちへの感謝の気持ちをこめて、お粗末ながら私の方で、<制作者あとがき>部分のみ英語翻訳をさせていただきました。



※ 翻訳文の無断転載禁止を前提に公開させていただきますm(_ _)m




<制作者:Mathias Avigdor氏 あとがき>

このロルフィングのドキュメンタリー映像は、18ヶ月もの歳月と、総計約50時間にのぼる撮影時間をかけて完成しました。全てのシーンは実際のクライアントの協力のもと、リハーサル無しでライブ撮影されました。クライアントの中には、それまで実際のロルフィングを受けたことがない人や、私やロルフィングのことを何も知らない人もいました。私は(カメラの前に立つことは多少の度胸を要するにも関わらず)このフィルムに賛同し撮影に協力してくださる方々が見せる、誠実さ、熱意、そして、信頼性にいたく感動しました。
私はロルフィングの成果をセッション前後の比較写真の形(before/after写真)ではお見せしないことにしました。なぜなら私は、私のオフィスで繰り広げられるセッションがどんなものかを視聴者に感じてもらいたいし、アイダ・ロルフ博士の「The body is a plastic medium(ヒトの体は自在に変形しうる"媒体"である)」という言葉や、ロルファーとクライアント間の独特な関係性についても、より深く理解してもらいたかったからです。
これらのことが今回の映像を通じてうまく伝わり、私達のチーム(カメラマン、クライアント、同僚)に感銘を受けた人達が、さらにあなたとも繋がっていけることを願っています。

敬具
Mathias Avigdor
翻訳に携わっていただいた James Schwarz 氏に心より感謝申し上げます。


[translated in Japanese by :Takayo Miyamoto,2011]
※ 英語→日本語。完璧な翻訳ではありません
※ 翻訳文の無断転載はお控えくださいm(_ _)m
※ 翻訳文の転載をご希望の場合は宮本までご連絡ください。


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(英語訳文 ← オリジナル原文はフランス語)

This documentary on Rolfing involved around 50 hours of shooting over a period of 18
months. All filming was done live, unrehearsed, with actual clients. Some of them
had never had a Rolfing session before and in fact, knew nothing about me or
Rolfing. I have been very touched by the sincerity, enthusiasm and authenticity of
the people who were willing to take part in this film - it takes a bit of courage to
be in front of the camera like this.
I decided not to show results in the "before/after" style . What I wanted to was to
give the viewer a sense of what it would be like to be in my office during a session
and to come to a deeper understanding of Ida Rolf's phrase, "The body is a plastic
medium," and of the particular kind of relationship that a Rolfer has with a client.
It is my hope that these will indeed come across in this video and that people will
be touched by what our team (my cameraman, clients and colleagues) has put together
for you…

Sincerely,
Mathias Avigdor

thanks a lot to James Schwarz for the translation




制作者さんの熱い想いが日本の皆さまにも伝われば幸いです。

The Rolf Institute公認ロルファー 宮本貴代


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集中しすぎると…

一昨日のこと、

もう何年ぶりにか手縫い作業をしました。

普段から縫い物はもっぱらミシンでダダッー!と行く派なので、針と糸でチクチクと縫う手作業は本当に久しぶりでした。

そして、裁縫が特別得意という訳でもないのに、きちんと採寸したり説明書を読んだりしながら作った試しがなく、材料を手にしたら、そのまま縫い始め、組み立ててはほどいていたりしながら完成させるタイプです。

とても感覚的すぎると自分でも思いますが(笑)

最近の縫い物といえば、何か新しいものを作るというより、修理して再利用するためにやっていることが多いです。

kinchaku.jpg

↑もとは巾着だったものをファスナーに改造!
縫いしろが殆ど無かったので強引な作業でした(^^;)



うーん、うーん、と頭をひねりながら、図画工作の授業のようにやっているので、途中ですごく顎を噛み締めすぎてるなぁ、とか、自分でもハタと気づいて、しばし遠くの景色を眺めるようにしています。

しかしながら、
一昨日のお裁縫では、かなり細かい手縫い作業で、そんな複雑な作業にも関わらず、いつもの癖で事前の採寸などもなく縫い始めてしまったので、針を進めている最中は、えらいリキんでいたようです。

左足だけつま先立ちになったり、
足の甲を床に押し付けて踏ん張っていたり、
左肩、というより、左の肘先だけ、うんと高く天井に引き上げて、布を引っ張っていたり…


作業の途中で自分で気づいたときには、かなりヤバイ!と思いました(^-^;)

首がきゅ~っと凝ってきたおかげで気づきました。


裁縫は、小学生くらいの頃から慣れている作業だけど、
昔はこんなに身体をゆがめながら作業してなかったと思うのですが。


おまけに、針と布を持つ指に、必要以上の力がこもっている。
「あぁ、これじゃ、中年以降の女性に見られがちな、指の関節炎になってもおかしくないな」
と自覚しました。

子供のときには、何も考えなくても出来ていたことが、大人になるとどうしてこんなにも大げさなことになるのでしょうか(笑)

そりゃ、生まれたてのまっさらな赤ん坊の時と比べれば、いくらロルフィングを受けた身体と言えど、身体は多分に歪んでいるだろうし、使い勝手も悪くなってるのでしょう。

最近、ロルフィングのセッションの場面以外での手を使うことと言えば、もっぱらパソコンのキーボード入力作業が多いですが、この作業もこの10年~10数年くらいで随分と技術が進化しているおかげで、身体に負担のないような形状や、軽くて操作しやすいものに囲まれるようになりました
そういう都合のよいものに慣れてきたせいもあるのかもなぁ~と思ったりもします。

ロルフィングを受けてからは、持ち物や身につけるものも極力、身体に負担がないものを選ぶようになったので、おそらくロルフィングを知らなかった頃に比べると、快適な環境になってきています。


縫い物も、少し前なら、お母さんが家族のためにセッセと作ってあげるという場面が、今よりも多かったと思います。
自分の身体を使ってやる日常の家事の中に、縫い物も入ってたと思います。
(趣味でやってる人もいますが)
そのために指の関節が変形しているおばあちゃんを見かける割合も高かったかも知れません。
これからの私達の世代では、また少し違った様相になってきていると思います。

家事のために拘束される時間や労力が減った分。
キーボードやマウスの使い過ぎとか、ヨガ教室で頑張り過ぎ、などによる腱鞘炎とか?

う~ん、ありうりますね。

身体の使い方が、「限定的」「集中的」になりすぎるとロクなことがないなと、気づいた出来事でした。

ロルフィングのセッションの場面での、自分の身体の使い方も大概パターン化されてきてますね(苦笑)
クライアントさんには動き方の提案をしている割には、案外そういうもんです(^^;)
セルフメンテナンスしなきゃ!

だからこそ、特定の職業や家事に従事している人は、普段から意識して、身体への「意識の向け方」をバランスよく使っていくように心がけなければならないと思います。

同じ細かい手作業をしていても、普段からまんべんなく身体を使っていたら、手縫いのお裁縫もだってスマートにこなせていたのでは?と自己反省~。

たかだか、縫い物ひとつをやっただけなのですが、
自分の身体への気づきや考察をさせていただくキッカケになりました。

まだロルフィングを受けてなかった頃の私だったら、こういう感覚が皆無だったので、肩がバリバリに固くなるまで気づかずに作業に集中していたことかと思います。

どんな作業でも、それに集中してしまうことは場面によってはどうしても避けられませんね。

ここで大事なのは、

「早いうちに気づいて、自己修正する」

ということ。

「自分の陥りやすい癖を知っていて、未然に防ぐ」

とか。

普段デスクワークをされている方も、
介護の仕事などで足腰を踏ん張る必要がある方も、
主婦をされていて掃除洗濯に気ぜわしい方も、
特定のスポーツやアクティビティに取り組んでおられる方も、

向かい合っている作業の傍らで、
少しでもそういう「リセット」の時間を与えてあげると、長時間の作業によって多少の疲労感は出たとしても、全体のパフォーマンスが維持されることがあるかも知れませんね。

| 日記 | 02:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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