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ペルビック・リフト

ロルフィング10シリーズを受けているクライアントにとって、自身の足~骨盤の繋がりを感じるためのセルフ・エクササイズの中でも基本中の基本といえば、

「ペルビック・リフト(骨盤リフト)」

YouTubeで公開してくれているロルファーのおじちゃんがいます。
この人とは少し喋ったことがありますが、家族を愛する熱~いおじちゃんでした(笑)





ペルビック・リフトは、ロルフィングを受けた人の中には、ロルファーから教えてもらったことがある人もいるかも知れませんが、本当に丁寧にやるには多少は練習したり、じっくり感じる時間を持たないと、「やったつもり」のままでいる人も少なくないですね。

腹直筋(お腹の表面)だけで引き上げようとしたり…
リキむあまり、思わずアゴを突き出してしまったり(その逆も)…
腰椎をやたら反らせてしまったり…
そして、一見うまく出来たように見える人でも、
足裏を床に着地している感覚をすっかり忘れて、腰部の筋肉運動だけで取り繕ってしまったり…
逆に足を踏ん張り過ぎて、腹筋も背筋も圧縮して縮んでしまっていたり…
(この状態では背骨が解放されない)

などなど、
油断すると上記のような落とし穴が待ってます(^^;)

うまく出来るようになると、「背骨の前」あたりがスゥーッと伸びて、足~頭までが繋がる感覚や、身体の中にある二方向のベクトルをより強く感じて、それが気持ちいいと思えるようになります。

動画で見ているだけでは、とてもシンプルな動作をしているようにしか見えないので、それをみてホイホイとやってしまいがちですが、見た目で出来たつもりで安心してはいけませんよ~。

うまくやろうと思えば、それを邪魔している身体の制限が取り除かれた上で、自分の動きのパターンや癖に対して、オープンで柔軟な受け止め方をしている必要があります。

制限を取り除くのは、ロルフィング10シリーズでロルファーに緩めてもらってください。
動きがよく判らない・独りでやるのは無理!なんて人は、お近くのロルファーをお尋ねになってみてください。

身体の繋がりを感じるためのエクササイズ(ロルフ・ムーヴメント)はこの他にもいろいろあります。
ロルファーのところでプライベートセッションを受けられると、Youtube動画で紹介されてるスタンダートな方法以外にも、その人にあったやり方で、何か良い提案をもらえるかと思います。

腰痛持ちの人などは、これが丁寧にできるようになってくると、疲れを腰に溜めないためのツールとして使えますよ!

ペルビック・リフトのご紹介でした。
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| ロルフィング | 00:02 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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筋膜のネットワーク~交響するカラダ

ドイツ語ですが、生きたままの筋膜を顕微鏡で観察している動画です。

説明で出演しているのは、私達ロルファーの中では数多くの研究とその成果を論文にされている、Advanced RolferのRobert Schleip(ロバート・シュライプ)博士。


水あめみたいにビョ~ンと伸びたり、ニュルッとスライドしたりしてます。
この場面で流れているバックミュージックは、クラッシック音楽♪
筋膜のネットワークが、カラダじゅうに広がって連携して働いている様子を演出する意図があってのことのようです(^-^)

ドイツ語のアナウンスでは、

『単に筋肉や骨を包んでいると思われていた筋膜は、実は知覚に大きく影響を与える感覚器官で、痛みや凝りを引き起こすことある。それを元の良い状態に戻せるのがロルフィングである』

という主旨の説明がされているそうです。
(by ツイッター仲間で通訳をされているマキコさん)


私はこのDVDを持ってますが、こちらのテレビ番組で紹介する用にまとめたものの方が馴染みやすいですね。
後で聞いた情報によると、このテレビ番組はドイツの国営放送(日本でいうところのNHK)で放映されたものなんですって。


| ロルフィング | 23:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ポスト10


今日は、3年前に10シリーズを終えた方のポスト10の最終回でした。
今日で最終回になるかどうかの予測も立てずにセッションを開始しましたが、「今回のセッションで全体がまとまれば、あとは独りになっても勝手に統合してくれるやろ」と予見できる感触を得て、最終セッションとすることになりました。

このクライアントは、当初、目的を達成するために10回丸ごと受け直したいと言ってポスト10を開始したのですが、今回のシリーズでは、ポスト10の初回セッションの時点で、早くも初の10シリーズを終えた当時では理解しきれてなかった感覚と身体の捉え方を会得されたようで、1ヶ月おきのたった3回で済む結果になりました。

通常、ロルフィングのセッションでは1~2週間に1回のペースが推奨されています。
私自身も、初めて10シリーズを受ける人には、このペースを強くオススメしています。
ポスト10の人の場合は、その人の心身の状態やライフスタイル、目的によっては、もう少し間隔を空けても大丈夫かなぁ…と見込んだ範囲でペーシングを提案させていただいてます。

そうはいっても、まぁ、ロルファーの予約の空き状況やら、クライアントさんのご都合やらがうまく噛み合ず、セッションとセッションの間隔がえらく空いてしまうこともあります。

各セッションの期間が空いていても、セッション中に吸収したことを日常の中で振り返ったり、試行錯誤を続けるモチベーションを維持しているクライアントさんは、次に来られたときも次の身体の変化を受け止める準備をもってお越しになる傾向が多いようです。(全ての人がそうとは限りませんが)



長く期間が空き過ぎているあいだに、
かえって日常生活のネガティブな場面にフォーカスを置いてしまうご自身の癖がある人は、(自覚しようがしまいが)せっかくの楽なカラダが閉塞感に追いやられてしまったり、自分が昔から居心地がいいと思い込んでいる姿勢を手放せないまま、セッションの効果を薄めてしまっている人も見られる。そういう人はあまり日を空けずにセッションを受ける方が、本人の身体への気づきが自覚的であったりもする。

このように、
セッション間隔が空き過ぎることについては、一長一短な側面があると言えます。


セッションの間隔(ペーシング)は、ロルファーとクライアントの間でのスケジュールの都合もあるので、意図せず次の予約まで期間が空いてしまうこともあるが、そのこと自体で心配することはありません。

セッション間隔が長かろうと短かろうと、その人自身がセッションを受けて「変わりつつあるカラダ」をどう使っていくか?次第なのです。

ロルフィングを受けにセッションルームに居る時の自分と、
日常生活で過ごしているときの自分を切り離さないで、
コンスタントに自分の変容を飽きずに見つめ続けていくこと。

これが、継続して「変わりつつカラダ」に順応し、
次への準備を(自分で!)切り開くコツでもあろうかと思います。

| ロルフィング | 21:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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