今日は、同期ロルファー、
ロルフィング in 京都の忍さん提供のロルフ・ムーヴメントのワークショップに生徒として参加してきました。
忍さんは、私の同期ロルファーで、お互いの身体のメンテをしあう交換セッション仲間でもあります。
私自身はロルファー歴6年目にしてまだ一度も一般の方向けのワークショップなどを開催しておらず、開催して欲しいとのクライアントさんからのお声はあるのですが、まだ暖簾をあげてないまま今に至る…という感じになっています(笑)
ワークショップの会場は、
京都のcocon烏丸というお洒落な商業ビルで、この中で
shin-biさんが興味深いワークショップや習い事講座を提供してくださっています。
今回のシリーズを最後に、shin-biさんはこのビルから撤退してしまうとのこと。
「最後とあらば…」と、そして、私自身も他のロルファーのやり方を体験することで、自分のやり方をリフレッシュするという目的で参加させてもらいました。
同じ教室で学んだ同期でも、一度卒業してしまうと、各自自分のセッションルームで活動しているから、他のワーカーがどんな風にやっているかを見る機会は少なくなってきます。
同じ事を学んだ同士でも、料理でも作る人が変われば、それぞれに味付けは微妙に違うもので、そういうのを味わいのもとても勉強になります。
今回は、さながら、自分もシェフなのに、時には他のシェフのレストランに外食をしに行くという気分でもありました(^-^) いつも交換セッションして、お互いどんなタッチをしているか知っている者同士だから、余計にね。
そんなこんなで、忍さんには私を生徒の1人として扱ってもらえるように事前にお願いした上で参加させていただいた(笑)後輩ロルファーの半田さんも一緒に参加しました★
今日のワークショップの感想。
他の生徒さん達にあまりがっついた感じの人が居なかったのと、忍さんのお人柄で醸し出す心地よい空間のせいか、最初の自己紹介のときから既に関節が緩んでいたと思う。
そんな雰囲気を感じた時点で、
「あぁ、今日は京都に来てよかったな」
と、すぐにそういうことから酔いしれてしまう私。
自分がワークショップをする時も、そういう空間を大切にしたいと思う。
この部分を重視したいと想いが強すぎて、なかなか自身のワークショップを開いてないというのが実のところ。いい加減やれば?ってアチコチの関係者には言われているのですが(^^;)
4回で完結のシリーズですが、今回のテーマは「骨盤」。
腸骨と仙骨の骨の形を、他者からのタッチを通じて身体で感じる、というもの。
自分の内側も感じていながら、相手のタッチにも感覚を向けているというもの。
それだけで全身が、重力の中で繋がりをもって機能することができるようになるのです。
特別なエクササイズをする訳でもなく、忍さんからは、「どこをどうする」などのマニュアルっぽい説明もなく、本当にシンプルに「触れる」ことの大切さを、じっくり時間をかけて味わった2時間でした(実際に実技をしたのは1時間程度)。
他の生徒さん達は、
身体の柔軟性が全くないからしなやかな身体になりたいという一般の方から、既に整体とかリハビリの分野で活躍されていて日々の施術を補完するものを探してロルフ・ムーヴメントを知ったという方まで、いろいろなバックグラウントの方がいて、それぞれのニーズをお持ちのようでした。
どんな人でも、まずは自身を感じることから始まるのが、ロルフ・ムーヴメントの基本。
私達は概して、ニーズに対する答えをすぐに求めがちですが、本筋は「急がば回れ」。
答えを焦らず、まずは「感じる」ことから始めて、そこから生まれてきた「気づき」の中に多くの答えが詰まっていることを身体でもって開拓していくのです。
本来、テクニックや手順、マニュアル云々は、二の次なんだけど、近頃はそっちの方から入ろうとする人の割合がふえているから、忍さんのワークショップは、この「感じる」ということをとても丁寧に、じっくり時間をかけて扱っていたので、私も改めて初心にかえることが出来ました。
自分でもセルフ・ロルフ・ムーヴメントやメンテナンスは普段からやっているのですが、セルフだと、自分自身の手を使うとリリース半分にしか出来ない時もあるので、たまにはグループレッスンで皆で空間をシェアしながら自分を感じるのも心地よいものです。
グループレッスンでは、感じる速度も、感じ方の繊細さも、それぞれ違うペースを持った人達が複数集まっています。
そんな空間で、ゆったり目の時間枠を設けられた中で「感じる」ということは、自宅で1人でセルフメンテしている時にはつい端折りがちな部分なので、自分が「もうそろそろ引き上げたいな…」と感じた瞬間より少し先まで「待ってみる」という感覚を与えてもらえるのは、グループレッスンならではのメリットだと思いました。
ゆったりと自分の身体に浸れた2時間でした~。
最近はリストラティブ・ヨガの受動的な委ね方に浸っていたので、ロルフィング的な「受動的な中でのアクティブ」な委ね方も、やぱり私にはシックリ来るかなぁ。。。としみじみ感じました。
場面や自分のモードによって、どちらかをチョイスしていればいいですね★
忍さんワークショップはあと3回続くので、残りの回も楽しみです。
今回は、クライアントさんモードになっている自分がひたすら楽しかった~!!
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重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。