2015.04.02 Thu
垂直性+水平性=
それは「垂直性+水平性」。
エソテリックやバイオダイナミクスを私と同じ先生から学ばれている、小村先生のブログ記事を紹介します。
小村先生は、垂直性+水平性が大切な理由を、バイオダイナミクスで施術者が心掛けるべきとされている「ロングタイドの意識」の視点と絡めて、とてもシンプルにわかりやすく書いてくださってます。(下記に転載)
私たち施術者は、身体構造的には垂直性と水平性のバランスが整う事を目指していますが、クライアントの身体にそのようなバランスを引き出すためには、まずは、セッションを提供する私たち施術者自身が、垂直性と水平性の感覚を伴った安定さの中で、自分を位置させている必要があります。
バイオダイナミクスを学んでいる施術家たちは、この感覚を何年もかけて訓練&向上するように要求されています。
まずは、ブログ記事をよんでみてください。
これは、施術者に限ったことではなく、どんな人にでも当てはまる要素かと思います。
小村先生のブログより転載
http://ameblo.jp/komura-kyouto.html
ダイナミックイモビリティ(ロリンベッカーD.Oはこれをよく言っていた。)
これを使ってテストをすることも、施術をする事も出来る。
地平線、水平線の意識である。
このことを考える上で、2人の人類学者の研究が役立ちます。
COPPENSとデュムレルの2人です。
最初の人類はアフリカ大陸から始まった。
人類学者は骨を研究する。
頭蓋の形状について研究した(骨を研究する)
トタベルの頭蓋→ホモサピエンスの最初の人類(ネアンデルタール人と同じ時期)
人間の頭蓋がどの様に変化したか研究した。
人類の進化の過程で頭蓋が、どの様に変化したか?
人類はアフリカから発生した時(最初人類はアフリカから、色々な国へ渡った。)
下顎骨をフリーにする事によって、後頭底がフリーになった。脳が大きくなった。
頭蓋が前後方向に大きく動くようになった。
■姿勢の定義→姿勢は一種の相互関係である。
内耳と体の固有受容器、視覚との関係。
人間が垂直に立つために重要な事は、まず視点をつくらないといけない。
まず水平線(視野が水平になる事)これで垂直に立つ事が出来た。これが重要なファクターである。
一番最初の人類は森の中で住んでいた。森林がサバンナ状態になった時立つようになった。
水平線を認識する様になった。世界が変わった。それ以降その人類は空間を発見した。
渡り鳥も水平線を求めて移動した。
鳥について行って人類は移動した。
人類は2つの世界を発見した。
1.水平線の下の世界ー日常生活
2.水平線の上の世界ー星の世界(星を使って移動する)
水平線の上にも世界がある事を知った。星を使って方向を決めた。水平線より上の世界に方向がある。
水平線より上の世界は、生命の起源だと思うようになった。
死んだら、水平線より上にいく。(魂) 水平線より下の世界は我々の日常の生活。
水平線より上の世界は、メディテーション、お祈りの世界、光がある世界、その世界にコンタクトをとると、平和な形をとることが出来る。
我々には2つの可能性をもつ事が出来る。
1.我々は水平線にいくと空間をつくる事が出来る。
2.水平線にあわせると、我々の関節全体が安定する。
我々の全ての関節は、すべて生理的な軸をもっている。
目は非常に遠い所をみると、手の固有受容器が働く。
患者の体はいつもゆらいでいるから、術者が水平線を意識する事によって、患者がすごく安定する。
この記事から見えてくるポイントは、自分自身の肉体や精神の姿勢だけを整えても何も統合されないということとか、それを維持する(繋げている)のが「意識する」ということです。
私たちは、自分と周辺環境とがどう関係しあっているかを認識した時点で、ようやく収まりのよい(心地のよい)場所を見いだすことができます。
なので、痛みがなくなる事だけが目標とか、見た目に小綺麗であることだけをゴールとする対処は、その先の未来に長く持続するほどの大した変化にはなりにくいのです。
じゃあ何故、まずは自分の身体を整えることが一番に強調されるのでしょうか?
外に目を向ける前に、自分の中で整列されていなければ、より色んな情報が絡み合っている外的環境との関係性の中ですぐに影響を受けたりぶれてしまいやすいから。
まずは、自分自身の身体が整い、そのホームベースにいる感覚からくる安心感が伴っている状態があって、その次の段階で、どのようにして外側との関係性を持っていきましょうかねぇ?という選択肢が与えられる・・・という順序で、自他、ないし、内外のバランスが構築されていくのです。
大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。
| 垂直性+水平性 | 03:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑